阪神・ガンケル 無傷6連勝!快投7回0封、1カ月半ぶり星 登板9戦チーム全勝

 ゴロの山を築き7回無失点のガンケル
 2回、打球を追うガンケル
 中日打線相手に力投する先発のガンケル
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 「中日0-6阪神」(24日、バンテリンドーム)

 いつも通りのクールな表情で、負けない右腕が淡々と自らの役割を全うした。阪神・ガンケルが今季最長の7回を投げ、6安打無失点の快投。03年・ムーア以来となる開幕6連勝を達成し「本当にいいピッチングをすることができました」と爽やかな笑みを浮かべる。

 右腕がポイントに挙げたのは、三回以降の投球だ。「相手チームが投げさせようとしたりとかいろんな工夫をしてきて、三回以降からが本当に大事だった」と振り返る。

 特に苦しかったのが4点リードの六回。1死から高橋周に7球を投じた末、右前打を許した。続くビシエドは二飛に抑えたが8球を要した。堂上にはこの試合初のフルカウントに持ち込まれたが、7球目で右飛に仕留め「梅野さんがいい配球をしてくれました」と正妻に感謝した。

 この日投じた105球中、実に76球がストライク。ストライク率は約72%となり、共同通信デジタルでは、先発投手の中で最もストライク率が高いと言われる楽天・田中将で69・1%。それだけにガンケルの正確無比な制球力は驚異的だ。

 登板した9試合、チームは全勝。バットでも三回の第1打席できっちりと犠打を決めた。勝機を引き寄せる要因として「いいリズムで投げられているのが、秘けつかな。自分の後ろを守ってくれている選手たちがいいプレーをしてくれるので」。梅野も「相手に流れを渡すこともなく、テンポがいい」と全幅の信頼を寄せる。

 4月16日・ヤクルト戦以来、チームを今季6度目の完封勝利へ導いた。自身は5月2日・広島戦以来、約1カ月半ぶりの白星となり「今夜の試合は本当に大きな試合だった」。お立ち台では「タイガースファンズイツモアリガトウ、グッドタイガース」とお決まりの日本語で締めてファンを沸かせたガンケル。これからもテンポ抜群の投球を展開し、連勝街道を突き進む。

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