株主満足してそう会 阪神史上初!?まさかの無風 例年厳しい追及あるのに

 阪急阪神ホールディングス株式会社の定時株主総会が16日、大阪市北区の梅田芸術劇場で開催され、274人の株主が出席した。例年行われる質疑応答では、阪神球団に対する厳しい質問やユニークな要望が飛び出すが、今回は一切なし。2位の巨人、ヤクルトに7ゲーム差を付けて貯金20という結果もあってか、無風だった。

 首位を独走するだけに、矢野阪神について誰も注文をつけることはなかった。午前10時から開始し、1時間46分にわたって行われた定時株主総会では14人の株主が質問。質問数は計21件だったが、その中に球団に関する意見は一切なく、無風のまま総会を終えた。

 2006年に阪急電鉄と阪神電鉄が経営統合。初の総会となった07年にはタイガースを売却するか否かの質問が飛び出すなど、そこから毎年のように球団の成績に関係する話題など、何かしらの質疑応答が繰り広げられてきた。

 今季は、ここまで60試合で39勝19敗2分け、勝率・672。2位に7ゲーム差の首位と快進撃を続けている。そういったことも影響してか、今回は「不良債権」といった厳しい言葉や育成方針の要望などはなし。広報担当者は「質問が当たらなかっただけかもしれませんが」と前置きしつつ「(タイガースに関する質問なしは)記憶にないですね。チームの成績がいいからですかね」と肩透かしに終わった様子だ。

 質疑応答は、新型コロナウイルスや鉄道関連の内容が中心。現状の矢野阪神には何の不満もありまへん-。例年熱い思いをぶつけてきた株主も、今年こそと、2005年以来となる優勝へ期待が膨らんでいるもようだ。

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