阪神・大山 復帰後初弾&猛打賞 佐藤輝とOS砲、関西ダービー負け越しも4番奮闘

 1回、先制の6号2ランを放つ大山
 1回、中越えに6号先制2ランを放つ大山
 1回、中越えに6号先制2ランを放つ大山
3枚

 「阪神3-7オリックス」(3日、甲子園球場)

 またも貯金17への挑戦は失敗に終わった。それでも今後の戦いに期待を抱かせるシーンが随所にあった。阪神・大山悠輔内野手(26)が背中の張りからの戦列復帰後初本塁打となる6号2ランを含む3安打猛打賞。惜しくも先制弾は白星につながらなかったが、4番の一撃は確かな推進力になる。(2~4面にも阪神記事)

 復活を告げる一撃が小雨を切り裂いた。大山の豪弾が、試合開始早々に聖地を沸かせる。待ちわびた4番の復活弾。最高の感触を両手に、淡々とダイヤモンドを一周した。

 初回2死一塁。山崎福が投じたフルカウントからの6球目だった。「浮いて来たボールをしっかり仕留めることができた」と高めに浮いたチェンジアップに体が反応した。鋭いスイングから生まれた打球は、6号先制2ランとなってバックスクリーン右へ飛び込んだ。

 4月29日・中日戦以来、約1カ月ぶりの一発。背中の張りで5月6日に出場選手登録を抹消。25日・ロッテ戦から1軍に復帰したが、8試合で30打数5安打の打率・167。その間の打点はわずかに「2」。首位を堅持しながらも、いまひとつ波に乗り切れない一因となっていた。

 2点リードの二回には佐藤輝が右中間へ14号ソロ。OSアベック弾は4月15日・広島戦以来2度目。3点のリードを奪い、今季最多となる貯金17への7度目の挑戦は実るはずだった…。

 ただ、その後は打線が低迷して三回以降は無得点。チーム全体で7安打と振るわなかった中、大山のバットは気を吐いた。三回2死一塁では左前打。六回1死で迎えた第3打席は中越え二塁打。チーム単独トップとなる今季5度目の猛打賞をマークしたが、個人の結果よりも、勝利を導けなかった悔しさだけが心に残った。

 「チームの勝利が一番なので、やっぱり勝利につながらなかったことは悔しい。自分なりに結果が出たことはプラスだと思うので、それをどうやって勝ちにつなげるかということをしっかり反省して、チームが勝てるようにやっていきます」

 5月14日の巨人戦(東京ドーム)から連勝がなく、勝ち負けを繰り返すオセロ状態が14試合続いている。4日からは本拠地でソフトバンクとの3連戦。目の前の試合に全力を注ぐ主将が猛虎打線の核となり、白星の連鎖を呼ぶ。

2023-11-05
2023-11-04
2023-11-02
2023-11-01
2023-10-31
2023-10-29
2023-10-28
2023-10-20
2023-10-19
2023-10-18

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス