阪神・秋山 頼れる5勝目 5回2/3を1失点 今季も勝ち頭や

 4回、紅林を併殺に仕留め、ガッツポーズをする秋山(撮影・飯室逸平)
 先発し力投する秋山
2枚

 「阪神2-1オリックス」(2日、甲子園球場)

 まさに「粘り倒した」98球だ。阪神の秋山が5回2/3を8安打1失点。三者凡退に抑えた二回以外は走者を背負う苦しい場面が続いたが、粘りに粘った。

 「思うような投球ができなかったんですけど、先制点だけは与えないように粘り倒してやろうと思って」

 らしくない立ち上がりだった。初回、2死二塁から杉本、モヤに連続四球。この試合まで4戦連続無四球を誇る持ち味が影を潜めた。それでも1点リードの五回1死一、三塁では吉田正を空振り三振に。第1打席でも空振り三振を奪い、「術中にはまってくれたのかなという印象」とパ・リーグ首位打者をものともしなかった。

 悔やんだのは六回。「完投したかった。中継ぎも最近苦しい状況が続いているので、なんとかカバーしたかった」。2死二塁から紅林に左前適時打を浴びて無念の降板。ベンチで悔しさを押し殺しながら汗を拭った。それでも、マウンドを降りる際に降り注いだ大きな拍手が、勲章だ。

 矢野監督も賛辞を贈る。「ベンチ帰ってきても粘るぞー!って言いながら投げてくれてた。アキ(秋山)の投球というのはすごく価値が高い」。これでチームトップタイの5勝目。目標に掲げる2年連続2桁勝利へ突っ走る。

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