【西山秀二氏の眼】阪神 雨でも慌てず、何も変えないのが最善

 「阪神(降雨中止)ヤクルト」(20日、甲子園球場)

 阪神の、雨天中止が今季5試合目となった。コロナ禍にあって、記録的に早い梅雨入りというダブルパンチは、コンディショニングにおいて、大変だろうと察する。

 通常であれば40試合を超えてきたあたりで最初の疲れが見え始め、また梅雨という天候不順も迫る。それらを乗り越えるために、走り込みを増やしたりする時期だが、今年はそれもかなわない。

 しかも、チーム状況がいい分、今のうちにどんどん試合をこなしたいところだ。が、こういう時こそポジティブであってほしい。離脱している大山にとっても、プラスとなる。アルカンタラ、西純などさらに新しい戦力も加わった。

 いずれにせよ勝負どころは8、9月になる。そこまでは流れに身を任せて、どっしり構えていればいい、くらいの考え方でいいのではないか。あとはとにかく選手がプレーしやすいよう、今までどおりの野球ができるよう、スタッフが配慮し、環境を整える。今の阪神に求められるのはそれだけだ。

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