阪神・糸井 1号!今季初スタメンに燃えた 佐藤輝と近大超人アベック弾!

 6回、ソロを放つ糸井
 6回、ソロを放ち笑顔で生還する糸井
 6回、今季1号本塁打を放ち笑顔でナインに迎えられる糸井
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 「DeNA12-6阪神」(7日、横浜スタジアム)

 しぶとく食らいついていけ-。猛虎戦士を鼓舞する魂のこもった一撃だった。淡々とした表情でダイヤモンドを一周した阪神・糸井。チーム最年長の39歳が今季初スタメンで圧巻の今季1号だ。

 2点を追う六回。2死走者なしで迎えた第3打席だった。左腕・エスコバーの初球、153キロ直球をフルスイング。完璧に捉えた打球はバックスクリーン左にたたき込まれた。

 今季17打席目で放った待望の一発。「しっかり振り抜くことができました」。昨年9月29日中日戦(甲子園)以来、220日ぶりに両手に得た最高の感触。四回に、近大の後輩であるドラフト1位・佐藤輝が本塁打をマークしており、初の「先輩後輩弾」で打線を盛り立てた。

 33試合目にして巡ってきた、今季初のスタメン。この試合までの出場15試合は全て代打だった。「控えという立場で、危機感を持ってやっている。この下はファームという立ち位置なんで」。自らの立場を理解し、託された仕事を全うする準備を整えてきた。

 7月には40歳を迎える糸井。前日6日には、チームは休日だったが、横浜スタジアムで自主練習を行った。ベテランと呼ばれる年齢になっても、体にムチを打つ。今キャンプでは、尊敬する新庄氏から「引退するぐらいの気持ちでやれ。そしたら痛いところがなくなる」と勝負の世界で生きる心構えを説かれることもあった。

 先制点を奪い、リードを許した後も一時は同点に追いつくも、追撃及ばず、チームは敗戦。試合後は「いつ、どういう状況でも、僕らは自分にできる最高の準備をするだけなので」と糸井。若手中心のチームが、セ・リーグの先頭を走り続けるためにも必要なのが底力。超人がその姿を見せ、猛虎の勢いを止めない。

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