阪神先発の秋山 無観客初戦の甲子園で好投 7回1/3を投げ6安打2失点

 7回、松山のゴロを処理した糸原を指さす秋山(撮影・北村雅宏)
 7回、安部の放った飛球をジャンプして捕球した佐藤輝(8)とグラブタッチを交わす秋山(撮影・北村雅宏)
 8回途中、交代を告げられベンチに戻る秋山(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-広島」(30日、甲子園球場)

 阪神の先発・秋山拓巳投手(30)が、7回1/3を投げ6安打2失点でマウンドを降りた。

 立ち上がりから安定した投球だった。初回、2死走者なしから鈴木に右翼線を破る二塁打を放たれたが、後続を抑えて無失点。二回以降も低めに集める丁寧な投球で広島打線に的を絞らせなかった。

 ピンチを背負ったのは、4点リードの六回だ。先頭の代打・田中に左翼線へ二塁打を浴びて得点圏に走者を背負った。しかし、1番・菊池を空振り三振。続く羽月は自らの失策で一、三塁としたが、鈴木を遊ゴロに仕留めて6-4-3の併殺で得点を与えなかった。

 広島打線につかまったのは八回。1死走者なしから代打・クロンに左翼席へソロを被弾した。続く田中には左前打、1番・菊池に左翼線へ二塁打を放たれて1死二、三塁。ここで矢野監督から交代が告げられて降板となった。2番手・岩崎は犠飛で1点を与えたものの、後続を抑えてリードを守り抜いた。

 秋山は、前回登板した22日・巨人戦では3回6失点と炎上。この日の試合前には「悔しい思いを持ちながら練習してきましたし、自分を信じて投げたい」と話していた右腕。無観客初戦となる甲子園での登板で汚名返上の好投を披露した。

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