3497日ぶりNPB白星へ 阪神・チェンが6回1失点で初勝利の権利

力投するチェン(撮影・北村雅宏)
力投するチェン(撮影・北村雅宏)
3回、福谷の打ち上げた打球を指さすチェン(撮影・北村雅宏)
3枚

 「中日-阪神」(29日、バンテリンドーム)

 10年ぶりに公式戦でドームに帰ってきた。あの頃とは違う阪神のユニホームに身を包み、チェン・ウェイン投手(35)がマウンドへ歩みを進めた。移籍後初先発。連敗脱出の使命もかかった登板で6回5安打1失点、4奪三振と安定感のある投球を披露した。

 走者を出しても動じない。ベテランらしい貫禄の投球を披露した。1点リードの初回は1死から京田に右翼線二塁打を浴びて主軸を迎えたが、ガーバーを左飛、ビシエドを二飛に打ち取った。

 4点リードで迎えた六回は、1死三塁から京田の左犠飛で1点を失ったが、最少失点にとどめた。ストライクとボール球がはっきりする場面こそ見られたが、無四球とここぞの制球力も光った。テンポ感も抜群。圧巻の86球だった。

 バンテリンドームでは無類の強さを誇る。中日時代は18勝7敗と圧倒的な成績を残してきた地。10年が経過した今も、得意の球場で快投を演じてみせた。

 七回に自身の打席の所で代打・糸井が送られ交代となった。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたチェンだが、このまま移籍後初白星を挙げることになれば11年10月2日の阪神戦(甲子園)以来、3497日ぶりの日本勝利となる。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス