阪神・矢野監督 大野雄崩せず「リズムがね」ベンチに下がった西勇には「大丈夫」

 8回、近本の二盗アウトの判定に、リクエストする矢野監督(撮影・北村雅宏)
 9回、サンズが空振り三振に倒れ、ゲームセット。足早に引き揚げる矢野監督(左端)=撮影・北村雅宏
 7回、手当のためベンチへ戻る西勇(撮影・飯室逸平)
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 「中日2-1阪神」(27日、バンテリンドーム)

 阪神は投手戦の末、敗れた。連勝は2でストップ。貯金は10となった。西勇と大野雄の投げ合い。西勇は7回7安打2失点の好投だったが大野雄は8回2安打1失点とさらに上を行く投球を披露された。

 これで大野雄が先発したバンテリンドームでの中日戦は15試合で1勝9敗となった。15年4月15日から11試合白星なしの7連敗と左腕に苦戦が続く。

 矢野監督は大野に対して「誰か出てホームランというのは崩すね。ヒットヒットはそんなに続かないんでね。そういうところではヒットでランナー出るのもそうやし、1球でも多く投げさせるのもそうやし。テンポよくいかれる状態になってしまったんで。リズムがね。1点こっちが取っていたけど、なかなかこっちの感じにリズム持っていけなかったんで。今日は点を取れなかったというのが尽きると思います」と敗戦の弁を述べた。

 好投の西勇は六回に同点とされ、七回には2本の安打などで1死一、二塁とした場面で腰を気にするそぶりを見せて、いったんベンチに下がった。再びマウンドに上がった直後、木下拓に左前適時打を浴びて勝ち越された。

 矢野監督は「いやいや、腰じゃない。大丈夫」と無事を強調していた。

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