阪神ドラ1佐藤輝 新人最多弾で鬼門突破や!初戦・大野雄撃ちで弾みつける!

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が26日、“記録弾”に意欲を見せた。4月末までの新人最多7本塁打の記録まであと1本。残り4試合での達成を目指す。27日からは昨季チームが大きく負け越したバンテリンドームでの中日との3連戦。チームの相性を気にすることなく、一発打てば負けなしの黄金ルーキーが鬼門突破を導く。

 スーパールーキーの一発で負のデータを吹き飛ばしてみせる。今年から名称が変わったバンテリンドーム。昨季、阪神は3勝9敗と負け越した場所だが、中日との対戦成績は14勝10敗。つまり甲子園では11勝1敗と大きく勝ち越しているが、なぜか敵地では2度のカード3連敗を喫するなど5連敗中。苦戦を強いられている。

 27日から始まる今季初の同地での対戦を前に、初見参となる佐藤輝は昨季までの相性の悪さなど“どこ吹く風”だ。「まだ行ったこともないので…。あんま気にせずに自分のバッティングをしたいと思います」。いつも通りのマイペースで、自分のスタイルを崩すつもりはない。

 25日には右中間席へ6号2ランを放り込んだ。この一発でDeNA・牧に並ぶ12球団新人トップタイとなり、03年に横浜・村田(現・巨人1軍野手総合コーチ)が記録したドラフト制導入後の4月末までの新人記録7本に王手をかけている。

 記録更新まで、あと4試合で2本。井上ヘッドコーチは「そんな記録があるなら全部狙ったらいい」とハッパを掛け、本人は「(バンテリン)ドームは広いので頑張ります」と意欲を見せる。

 バンテリンドームは両翼100メートル、中堅122メートル。確かに甲子園の95メートル、118メートルより広いと言える(球場の形態的に左右中間は甲子園が2メートル長い118メートル)。それでも今年から発表されるようになったトラックマンデータで、浜風を切り裂いた25日の一発はチームの甲子園今季最長弾となる139メートルだった。この男のパワーを持ってすれば、球場の広さなど関係ない。

 チームは2014年の4月球団最多18勝にあと3勝と迫る15勝を挙げ、首位を快走中。初戦の中日先発は昨年の沢村賞左腕・大野雄。エースを打ち崩して敵地初戦を取れば、さらに弾みもつく。

 この日の野手陣は全体練習がなく休日。目指すは鬼門の尾張での最高の始まりだ。ここまで佐藤輝が本塁打を打てば6戦6勝。新人記録弾&神話弾で、さらにチームを勢いづかせる。

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