阪神・矢野監督、鬼門での大勝に「うちの野球できた」 中継ぎ陣評価「頼もしい」

 「巨人5-10阪神」(20日、東京ドーム)

 阪神は昨季3勝9敗と大きく負け越した“鬼門”東京ドームでの初戦に11安打10得点と大勝した。7年ぶりの8連勝となり、貯金は今季最多の12に増えた。

 矢野監督の顔も、自然とほころんだ。「打線がね、まずリズムをつくってくれたし。東京ドームの最初の試合ということで、どうしても取りたかったので。全員で取れたので、うちの野球ができたかなと思います」と振り返った。

 初回2死からマルテの4号ソロで幸先良く先制。三回にもマルテが来日初の2打席連発となる5号2ラン、大山がチーム今季初の2者連続となる2号ソロ。1点差に迫られた六回にはサンズにも一発が飛び出し、クリーンアップそろい踏みとなった。九回にも大山がこの日、2本目となる一発を放ち、2019年5月15日の巨人戦以来の1試合5アーチをかけた。

 「2アウトからマルちゃんが打ってくれて。3、4、5(番)にこれだけホームランが出るのもそんなにあることじゃないと思うけど。みんなが乗っていける」と目を細めた。

 巨人の反撃に遭い、一時は1点差に迫られたが、2番手・岩貞以下、中継ぎ陣が再び勝利をたぐり寄せた。「サダ(岩貞)が流れを止めたのがゲームの流れではめちゃくちゃデカかった。(それによって追加点の)2点が入ったと思うしね。中継ぎ陣が腕振って投げて投げてくれるんで、頼もしく思っています」とリリーフ陣の踏ん張りに感謝していた。

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