阪神 ガンケルが開幕4戦4勝の権利 実現すれば球団03年ムーア以来
「阪神-ヤクルト」(18日、甲子園球場)
開幕3連勝中の阪神のジョー・ガンケル投手(29)が6回5安打1失点と好投し、4勝目の権利を持ってマウンドを降りた。このまま勝利投手になると、03年・ムーア以来の開幕4戦4勝となる。
立ち上がりから制球力は抜群だった。先頭・山崎は8球を要したが、146キロ直球で見逃し三振に斬ると後続もピシャリ。三者凡退に仕留めた。三回は2死一塁、山崎の打席で雨による18分間の中断を強いられたが、その影響を見せず、しっかり中飛に打ち取った。
本職ではないバットでも快音を響かせ、流れを作った。1点リードの三回先頭。打席に入ったガンケルは小川から中前打で出塁した。右腕の一打から打者一巡の猛攻を呼び、一気に6点差とした。
8点リードの六回に2死一、三塁から青木に右前適時打を許した。続いていたチームの連続無失点記録は34イニング目で途切れたが、この回も最少失点で抑えた。
03年にチームをリーグ優勝に導いた一人でもあるムーアも打撃センスが高かった投手。その年は打率・326をマークしていた。
昨季からガンケルは打率・273と“打てる投手”を印象付けていた。ムーアのように投球同様、バッターボックスでこれからも存在感を残し、優勝への大きなピースとなる。
野球スコア速報
関連ニュース




