「広島３－６阪神」（１日、マツダスタジアム）

　連敗を止めた阪神の矢野燿大監督が、プロ第２号が飛び出した佐藤輝についてなど、試合を振り返った。

　この広島戦では２試合連続３三振と、苦しんでいた佐藤輝。この日は、三振もありつつ、しっかりと本塁打で存在感を見せた。

　矢野監督は、「まあまあもちろん、こんなことの繰り返しだし、今日のホームランというのは何かのきっかけにね、してくれたらなと思うけど、まだ自分で引き込んで打ったホームランではないんで、そういうところでは、こういう風に攻められるんだっていうのがこの広島戦で初めて分かったようなね」と分析した。

　６本塁打を放ったオープン戦で、注目度は格段に高まったが、ペナントレースは別物。「今までのオープン戦とはまた違う、ピッチャーのレベルっていうかね、もちろん変わってくるんで、その中でそういうのをどう対応していくかっていうのが、ずっと俺が壁に当たったらいいのにっていうのが、もしかしたらこれが最初のそういうものかもしれんし。でもこれはずっとくることなんで」と語った。

　ただ、「でも逆に守備とか頑張ってたから。打つだけじゃないんで。打つのが特長やけど、そういうところからリズムというか、そういうのを大事にしてもらえたらな」と、打席だけではなく、守備も含め１試合を通じて成長していくことを期待した。