阪神、ウエスタン開幕戦勝利 平田監督、先発浜地を評価「気持ち入っていた」

 「ウエスタン、ソフトバンク2-4阪神」(19日、タマホームスタジアム筑後)

 阪神がウエスタン・リーグの開幕戦を制した。先発の浜地が5回2安打無失点の好投で勝ち投手。5番手の伊藤和は2失点を喫したが、石井将、守屋、谷川は好リリーフを見せた。

 4得点は全て押し出しで奪った。高寺が押し出し四球と押し出し死球で2打点。長坂、小野寺も押し出しの四球を選び、1打点ずつを挙げた。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -先発の浜地が好投だった。

 「よかったね~。この前のオリックス戦で5回投げたときに、5イニング目にビュっと投げてたけど、それを今日は初回からいきよったよ。やっぱりファームとはいえ開幕を浜地に任せたところで、ストレートに強いソフトバンクの打線に真っ向からストレートを。148、149連発やん初回から。その積み重ねの5回なんでね。この前は5イニング目にビュっといきよったけど、今日は立ち上がりから、初球から気持ちが入ってた。球のスピードもキレもかなりいい時の浜地に戻ってきている」

 -球速以上にノビを感じる直球だった。

 「ソフトバンクとかパ・リーグのバッターっていうのはストレートにはどんどん振ってくるバッターばっかりなんでね。力のあるバッターはファームとはいえ多いので、その中で真っ向からストレート。自分でもいい球の感触をつかんでるんじゃないかな」

 -1軍でも今日のストレートは通用してくる。

 「147、148よりもっとキレがある感じがあるからね」

 -1軍はメンバーが固まってきているが、推薦できるような内容だった。

 「まだロースターが決まったわけじゃない。選手はまだナーバス。31人が決まるまではまだ分からん」

 -打線は2桁安打を放った。

 「その前に高寺の好守備だよ。初回の柳町の打球を落ち着いてね、三塁線をさばいて打点も2か。今日はもう殊勲巧打よ。投の浜地、打つ方と守る方では高寺だよ。新人抜てきに応えてくれたよ」

 -三塁守備も不安はない。

 「小幡とタカヒロ(熊谷)の関係があるので、サードをやらせてるけど。出場機会をなんとか増やしてあげようというところなのでね。キャンプから準備はしてたんで」

 -原口が実戦復帰した。

 「最後のデッドボールだけが心配で。こうやって5打席立ってヒットも出たし。デッドボールだけが明日不安だね」

 -状態は。

 「アイシングしてたけど、大丈夫ですとは言ってたけど、ふくらはぎの下のほうやから、明日になってみてだね」

 -3打席目には安打も放った。

 「この辺はさすがだわ。明日、足が何もなければ何の問題もない」

 -問題無ければ明日以降は捕手での出場もあるのか。

 「いやDH。この3試合は打つだけ。シートノックも入ってないでしょ」

 -リリーフ陣も奮闘した。

 「ピッチャーも頑張って。カズオ(伊藤和)がちょっとぴりっとしなかったけど。やっぱり緊張感があってナイスゲームだった」

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