阪神・サンズ一塁やる ロハス外野プラン見据えて 投内連係無難にこなした

 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 ファーストだってしっかり守るザンス!!阪神のジェリー・サンズ外野手(33)が、今季出場機会が増えるであろう一塁守備に意欲を示した。

 コロナ禍で来日が遅れてはいるが、今季はロハスが外野を守り、サンズが一塁へ回る布陣が現実的となっている。この日の練習でも投内連係のサインプレーからマルテとともに一塁に入り、アウトカウントや走者の状況を想定した状態でノックを受けた。

 「サインとか、そのへんは今のところ分かりやすくて問題ない」と無難にこなしていたものの、その後にマルテと行った約15分の特守では何度か捕球ミスが。昨年1軍では一度も就かなかった一塁守備は、まだまだ練習が必要なようだ。

 それでもとにかく真面目な男だ。「全くやったことがないわけではないので、体に思い出させることが大事。土のグラウンドに慣れていく必要もあるし、いっぱいゴロを受けて慣らしていきたい」と今キャンプで特訓を重ねる意欲を見せた。

 第1クールは完全に別メニューだったが、この日から全体のアップに参加するなど強度は上がってきた。「焦らずにこのままのいいペースでやっていきたいね」。期待の打撃はもちろんのこと、一塁守備でも徐々に本領を発揮していく。

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