阪神・青柳 ワンバン送球継続「苦手な子の参考に」野球少年に夢を

 投内連係で二塁へ送球する青柳
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 「阪神秋季練習」(17日、甲子園球場)

 阪神の青柳晃洋投手(26)が17日、“青柳スタイル”を確立させる決意を語った。今季のチーム失策数は、両リーグワーストの85。うち、投手では17あった。右腕は一塁送球をワンバウンドさせることで、昨季の3失策から1失策に改善。ここにはこんな思いもある。

 「送球が苦手で投手を辞めてしまう子、野球を辞めてしまう子もいる。参考になればいいかなと思いますけどね」。勝ちたい、うまくなりたいという向上心が、ワンバウンド送球を生んだ。苦手だった送球。これまでも上から投げたり、試行錯誤を繰り返してきた。

 一塁に悪送球すれば大半、得点圏まで走者が進む。ワンバウンドならセーフでも、余計な進塁を許す確率は低い。当初、客席から響いた驚きの声も今はなくなったという。この日も午前中に投内連係、午後からは野手と一緒にノックを受けた。チーム全体で改善に取り組む姿勢が見える。

 「リスク回避じゃないですけどね。アウトにすればいいんだと」

 助言した矢野監督も、青柳の成長を認めた上で、究極の理想を口にした。「ゴールデングラブを獲ったら奇跡やろ。若い頃から見ている人にとっては夢がある」。7勝9敗で今季、公言した13勝には届かなかった。来季の目標も13勝。守備力アップで白星量産を狙う。

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