阪神・西勇 まさか2回途中7失点KO…防御率タイトル絶望的

 1回、自らのけん制悪送球で、宮本(左奥)の生還を許す西勇
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 「阪神8-7ヤクルト」(5日、甲子園球場)

 防御率のタイトルは絶望的な状況となった。阪神・西勇が1回2/3を投げ、6安打7失点(自責4)でKOされた。オリックス時代に左手首直撃で初回に降板したことはあるが、アクシデントを除けば自身最短の降板となった。

 初回、先頭山崎の内野安打で出塁されると、1死一、二塁から村上に先制の右前適時打を許した。その後自身の悪送球やマルテの失策などが重なり、失点。二回以降も流れを変えられず。先発の役目を果たせなかった。

 矢野監督は「流れとか、どうしても精神的に揺れる点の取られ方だったので。(流れを)ちょっと持って行かれたなという感じは初めて見たね」と話した。試合前防御率は2・03だったが、2・26と悪化。リーグ1位の中日・大野雄が1・82で差が広がり、逆転は絶望的となった。

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