阪神・藤川 ナゴヤDの中日ファンに感謝「野球やってて良かったと夢見心地でした」
「中日5-3阪神」(15日、ナゴヤドーム)
今季限りで現役引退を表明している藤川球児投手(40)がこの日、出場選手登録されたが、ナゴヤドームでの今季最終戦では登板機会がなかった。試合後には中日側から異例ともいえるセレモニーが用意された。
中日のサヨナラ勝利の余韻が残る中、ビジョンに「藤川球児投手 22年間お疲れさまでした」と表示され、荒木守備走塁コーチが花束を贈呈。笑顔で言葉を交わすと、そのまま花を持って球場を1周。右翼スタンドからは、異例の「球児コール」が起きた。思わぬ声援に、藤川は人さし指を口に当てて「シーッ」っと笑顔で応対した。
試合後、藤川は15日未明に開設したばかりのツイッターを更新。「復帰戦悔しいですけど前を向く!!」と自身の登板はなかったものの、逆転サヨナラ負けに終わった試合をまずは振り返った。そして「中日ドラゴンズの方々からの花束、今までお互いに痺れる戦いを沢山してきた荒木さん そして、ドラゴンズファンの皆様の声援に身体が震えました。野球やってて良かったと夢見心地でした。。名古屋ドームの全ての方々に、、ありがとうございました!」と、ドアラとの笑顔のツーショット写真を掲載して名古屋のファンに感謝した。
藤川は今後も1軍に帯同予定。残り4週間で全国のファンに感謝の思いを示し、最後は火の玉ストレート復活で有終の美を飾る。