阪神・藤川球児が63日ぶり1軍合流 ナゴヤドームのファンにお別れ

与田監督(左)と言葉を交わす藤川
1軍に合流した藤川(中央)
藤川(左)は大野雄と談笑する
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 「中日-阪神」(15日、ナゴヤドーム)

 今季限りで現役引退を表明している阪神・藤川球児投手(40)が15日、1軍に合流した。そのまま1軍出場選手登録される。

 ユニホームを着ての1軍合流は、8月13日に抹消されてから63日ぶり。今季のナゴヤドーム最終戦に合わせ、敵地ファンに別れを告げる意味もある。グラウンドでは久々の再会に、選手、コーチ、スタッフらと笑顔で言葉を交わした。

 かつて中日とは毎年のように、激しい優勝争いを繰り広げてきた。谷繁、荒木、井端、森野。藤川の通算対戦上位10人に、4選手も名前を連ねるのは中日だけだ。「鬼門」と呼ばれてきた敵地ドームで、強力打線を真っ向勝負で封じ込めた。

 ここまでの通算の対戦成績は、131試合の登板で8勝8敗、47セーブ。22ホールド、防御率2・26。47セーブはカード別で最多となる。“ラスト登板”はあるか、試合展開が注目される。

 15日未明には公式のツイッターを開設。午前には「18歳で入寮した2軍施設内の寮です」と、鳴尾浜の虎風荘で撮影した写真を投稿。「22年間か…全ての下積み経験はここにありました。毎年、新年最初の練習はここから開始してました!」となつかしんだ。

 続けて「今日の朝、最後のお別れをしてきました…本当にありがとうございました!!ここからは最後の戦いの場へ行ってきます」と記していた。

 藤川は今後も1軍に帯同予定。残り4週間で全国のファンに感謝の思いを示し、最後は火の玉ストレート復活で有終の美を飾る。

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