阪神零敗で3位転落 Bクラスも目前…青柳は7戦勝ちなし、ドラ2井上は2三振

3回、中日・アルモンテにタイムリーを打たれる阪神・青柳(撮影・飯室逸平)
6回を投げ終え、梅野(左)と話す阪神・青柳=ナゴヤドーム(撮影・北村雅宏)
8回、三振に倒れ、悔しがる阪神・井上=ナゴヤドーム(撮影・北村雅宏)
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 「中日3-0阪神」(14日、ナゴヤドーム)

 阪神が投打に元気なく連敗。中日の先発・大野雄に、2戦連続の完封負けを喫する屈辱で、ついに3位に転落した。また、4位のDeNAがヤクルトに大量リードを奪う展開。勝てば0・5差と肉薄し、Bクラス転落危機に陥った。

 投打に見せ場の少ない試合となった。試合は二回、先発の青柳がビシエド、高橋の連打から、阿部の遊ゴロで1点を先制される。三回には2死二塁から、アルモンテに左前適時打を浴びて2点目。打線の援護がない中で、窮屈な投球内容になった。

 一方、打線は高卒ルーキーの井上が、昇格即「7番・右翼」でスタメン出場。ウエスタン2冠の成績を引っ提げ、プロデビュー戦に挑んだ。1997年の浜中以来、23年ぶりとなる高卒新人野手のスタメン出場。初昇格即初スタメンは1968年の川藤以来、実に52年ぶりとなる。また高卒ルーキー初昇格、初スタメン、初安打となれば球団史上初の快挙だったが、中日のエース・大野雄の前に三振、一ゴロ、三振とプロの洗礼を浴びた。

 青柳は七回にも1点を失い、7回を7安打3失点。3点のリードを許して降板した。登板7試合連続で白星がなく、8敗目(6勝)。2カ月近く勝利から遠ざかる。

 チームは9月10日以来、1カ月ぶりに3位転落。4位・DeNAにも肉薄されている。15日の第3戦は岩田が先発する予定。ベテランの力でまずは連敗を止めたい。

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