阪神・北條 先制V弾!爆勝呼んだ初回の2号2ラン「まだまだ物足りない」

 1回、先制2ランを放った北條は笑顔で生還
 1回、先制2ランを放った北條は力走しながら生還する
 1回、先制2ランを放つ北條
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 「広島1-9阪神」(8日、マツダスタジアム)

 レギュラー奪取を狙う阪神・北條が値千金の決勝弾を放った。初回無死一塁、2ボールから先発・野村が投じたシュートをフルスイングした。打球は左翼スタンドへ一直線。左翼手・長野はフェイクのしぐさを見せたが、ライナーで突き刺さった。

 「チカ(近本)が先頭打者としていい形で出塁してくれましたし、バッティングカウントだったので。思い切って振った結果です」

 先発の西勇を援護する一発を矢野監督も絶賛だ。試合の主導権を握り「いいホームランだった」とうなずいた。

 今季は遊撃争いで遅れをとり、8月24日に2軍降格。約1カ月間、ファームで汗を流す中、1軍から突然お呼びが掛かった。コロナ禍で9月25日に緊急昇格すると、同日のヤクルト戦で代打安打を記録。翌26日から「2番・二塁」で12試合連続スタメンを任されている。

 夏場から取り組んでいる早出特守は現在も継続中だ。昇格後は二塁での出場が続くが「ファームでやってきたことをしっかりするだけです」と言い切る。遊撃で出場した7月30日・ヤクルト戦を最後に無失策。二塁守備にも不安はない。

 心に秘めるのは巻き返しの思いだ。「前半全然ダメだったので、まだまだ物足りない。もっともっと1打席を大事にして結果を求めていきたい」。定位置確保へ、結果にこだわり、信頼を勝ち取っていく。

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