阪神・ボーアが意地のマルチ “奇策”に動じない反撃の一打
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「阪神2-3巨人」(7日、甲子園球場)
“奇策”に動じなかった。人生初の経験だったというカウント1-2からの投手交代。「集中を切らすことはなかったよ」と阪神・ボーアが見事な流し打ちで反撃の一打を放った。
七回2死一、三塁で迎えた第3打席。大竹に追い込まれた場面で左腕・大江がマウンドへ。フルカウントとなり外角直球をうまく流し、三塁・岡本のグラブをはじく適時内野安打とした。「いいところに飛んでくれて良かったよ」と力強く手を叩いた。
五回1死の第2打席では極端に右寄りに守る“ボーアシフト”をかいくぐる。打球は三塁の定位置に転がるも内野安打となった。
8月26日・中日戦(甲子園)以来のマルチ安打で意地を見せた。ただ、首位巨人の背中はさらに遠のいた。8・5差からの逆襲へ、助っ人の爆発が必要不可欠だ。