阪神・糸原 G倒起爆剤や!頼れる主将が7日スタメン復帰 右手骨折から驚異の回復

 「阪神(降雨中止)巨人」(6日、甲子園球場)

 右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折から復帰した阪神・糸原健斗内野手(27)が7日・巨人戦(甲子園)で先発復帰することが6日、決定的となった。6日の同戦も先発予定だったが雨天中止。巨人はメルセデスを7日にスライド登板させるため、糸原も仕切り直しの先発が濃厚だ。

 もう負けられない伝統の一戦で、頼れるキャプテンが帰ってくる。糸原が7日・巨人戦で、7月22日・広島戦(甲子園)以来48日ぶりのスタメン復帰が確実となった。矢野監督はプレーと精神面で、チームへの相乗効果を期待した。

 「健斗にはキャプテンとしてもそうやし、頼らないとあかん部分はあるんでね。打つ方も気持ちの部分でも。チームを引っ張るとか、しつこい打撃とか。そういうのはこれからも必要なので。そういう意味も込めて健斗に行ってもらおうと」

 指揮官は雨天中止となった6日・巨人戦も糸原を先発させる予定だったが、迷いもあった。主将の離脱後は、高卒2年目の小幡が先発で奮闘。「もちろん(糸原が1軍に)来て、すぐ頭(先発)で使うっていう考えもあったんやけど。竜平(小幡)も頑張っていたんで」と19歳の働きぶりを高く評価する。

 ただ、5日・巨人戦に敗れて、首位と7・5ゲーム差。優勝に向けて、崖っぷちに追い込まれつつある。矢野監督は起爆剤の意味も込めてキャプテンをグラウンドに送り出す。

 糸原は7月22日・広島戦の試合中に負傷。同28日に手術を受けた。過去の例から最悪の場合は2~3カ月の離脱が予想されたが、驚異的な回復を見せた。

 リハビリを経て、負傷から約1カ月後の今月1日のウエスタン・広島戦(鳴尾浜)で実戦復帰。視察した矢野監督も「ビックリしている」と話すスピード復帰だった。

 同4日に1軍昇格した後、主将は「リハビリ中に自分に携わってくれたすべての方々に感謝していますし、チームに貢献できるように頑張っていきたい」と話した。離脱していた間も上位争いを繰り広げたチームメート。復帰へサポートしてくれた裏方さん。恩返しはプレーで表現する。

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