阪神・近本が貴重な3号ソロ 矢野監督も称賛「あの1点が相手を止める1本になった」

 8回、3号ソロを放ち笑顔でナインとエアタッチを交わす近本(撮影・飯室逸平)
 8回、右越えへソロを放つ近本(撮影・田中太一)
 8回、右越えに3号ソロを放つ近本(撮影・飯室逸平)
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 「広島5-6阪神」(29日、マツダスタジアム)

 この本塁打がなければどうなっていたか。そんな貴重な一発を阪神・近本光司外野手が放った。1点リードの八回2死から藪田が投じた148キロ内角直球を捉えた3号ソロ。九回に守護神・スアレスが1点を取られたことを考えると、大きな追加点だった。

 矢野監督は「あの1点が向こうの攻める気持ちというか、止める1本にはなったと思う」と称賛。近本は「出塁のことだけを考えて、自分の打てるタイミングで来たのでしっかり振り抜けて良かったと思います」と振り返った。

 6月は打率・128と苦しんでいた近本。それでも8月の月間打率は・356とリードオフマンとしてチームをけん引している。夏男・近本が8月最終戦となる30日・広島戦でも勝利に導く一打を放つことに期待したい。

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