阪神・矢野監督、苦手の広島・ドラ1森下またも攻略できず「新人とはいえ良い投手」

7回、ベンチから戦況を見守る阪神・矢野監督=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
ソロを放って生還した大山(3)を迎える阪神・矢野監督(右)=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
ベンチで冴えない表情の阪神・矢野監督=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「広島4-3阪神」(28日、マツダスタジアム)

 阪神は九回に追いつく粘りを見せながらも、4番手の岩崎が広島・上本に痛恨のサヨナラ打を浴びて今季2度目のサヨナラ負け。連勝も3でストップした。

 あと一歩及ばなかったが、矢野監督は「みんな一生懸命いっているんでね。全員打ちたいんでね」と選手をかばった。

 ここまで3戦3敗とカモにされている広島のドラフト1位・森下(明大)にこの日も苦しめられた。4回までに放ったヒットはわずかに1本。「早い回で?そう思ってみんないってるんだけど。ルーキーとはいえ、良い投手なんで」と振り返った。

 五回、七回と1点ずつ返したものの、その後のチャンスを逃して、7回6安打2点8三振と、またしても打ち崩せなかった。

 相手が森下とあって、あえてローテーションを入れ替えてエースの西勇を立てた。しかしそのエースが初回、二回と被弾し3失点。三回以降は立ち直ったが、序盤からビハインドの展開となった。「ピッチャーに先取点を取られるなと、俺らが言っても…、みんな取られようと思っていないし。西勇も相手のピッチャーのことだって分かっているんでね。勝負の結果はオレの責任で受け止めるし。タラレバばかり言ってもしゃあないんでね。そんなん言ってたら勝負できない」と、選手を責めることなく前を向いた。

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