阪神・小幡 ハツラツ19歳!積極守備&2得点、球団8年ぶり10代野手先発

 8回、近本の安打で三塁を奪う一走の小幡
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 「阪神11-3中日」(26日、甲子園球場)

 “新星”が魅せた。19歳だと侮るなかれ。高卒2年目の阪神・小幡が「8番・二塁」で初スタメン。「(先発出場を知った時は)来たかって感じ」。持ち味発揮の“ハツラツプレー”で聖地を沸かせた。

 特筆は五回の守備。1死から京田に右越え三塁打を打たれた際に見せた中継プレーだ。打球処理した陽川から送球を受け、すかさず三塁へレーザービーム。タッチプレーの判定はセーフとなり、京田に三塁まで進まれたが、流れるような動きのスローイングにセンスの高さをうかがわせた。

 さらに、続く郡司の場面では遊撃後方への飛球に背走。ダイビングキャッチを試みるも捕球できず中前適時打に。それでも若手らしい懸命なプレーに可能性を感じさせる。

 25日の中日戦でプロ初盗塁を成功させるなどアピールが実っての先発出場。10代野手スタメン出場は12年・中谷以来。内野手に限れば95年・平尾以来25年ぶりだ。「(甲子園の)風を知ったというか頭に入った」。経験が成長を助けていく。

 オフェンスでは七回に遊撃への強いゴロで失策を誘い出塁。その後、木浪の右前2点打で生還し、プロ初得点。八回にも本塁を踏み、この日2得点を記録した。

 周囲からの励ましがありがたかった。「(木浪から)思い切ってやれって、と」。かけられる期待に応えてみせる。

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