阪神・秋山、勝利投手の権利得て降板 5回無失点 初回ピンチしのぎガッツポーズ

 「阪神-広島」(16日、京セラドーム大阪)

 自身5連勝を懸けて先発のマウンドに上がった阪神・秋山拓巳投手(29)が5回4安打無失点と試合を作り、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 初回に流れを渡さなかったことが大きい。先頭の西川に中前打を許した。1死を奪ったが長野を二失策で出塁を許し、鈴木誠に中前打を打たれ、満塁のピンチを招いた。それでも秋山は動じない。松山を左飛に抑え、最後の堂林を空振り三振に抑え、ガッツポーズ。なんとか無失点にとどめた。

 その直後には2点の先制をもらい、秋山も徐々にペースをつかんでいく。四回までは走者を出しながらも粘る。そして、五回は三者凡退とテンポのある投球を続けて言った。

 5回を投げ、82球。6回もマウンドに上がると思われたが、五回、阪神の攻撃で先頭・秋山の所で代打・高山が送られ交代となった。

 降板後、秋山は「攻めるという気持ちは常に持って投げることができました。初回に熊谷がエラーをしてしまいましたが、ああいうところを抑えて助け合うことが大切だと思いますし、それが野球だと思うので、あの場面を抑えることが良かったです」とコメントしていた。

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