阪神ああ完封負け 森下に3戦3敗…矢野監督「何とかしていきます」

 「阪神0-6広島」(14日、京セラドーム大阪)

 九回。阪神は糸井、福留の代打攻勢を仕掛けるも、あっさり2死となる。近本が中前打を放ったが、最後は中谷がアウトローの直球を見逃してゲームセット。この日、12個目となる三振を奪われて、スコアボードに9つの0が並んだ。

 広島のドラフト1位右腕・森下に手も足も出ない。安打は五回の梅野、九回の近本の2本のみ。12球団新人一番乗りとなるプロ初完封勝利を献上。今季5度目の完封負けだが、1人の投手に完投されての零封は初となった。

 これで森下には3戦3敗。なすすべのない快投に「全部の球種で三振を狙える投手なんでね」と矢野監督も相手を褒めるしかなかった。最速150キロの直球を軸に、130キロ台のチェンジアップ、カットボール、そして110キロ台のスローカーブ。緩急の利いたコンビネーションに翻弄(ほんろう)され、先発全員三振、凡打の山を築いた。

 確かに大した新人や。でも、このままやったら“エライこっちゃ”の事態になる。15日の広島先発は、前回8日のマツダで7回1失点に抑えられた大瀬良。優秀なルーキー&エース右腕のセットと、再び28日からの3連戦で当たることが濃厚だ。さらに9月11~13日の週末にも広島戦が組まれている。

 「森下はこの前よりも状態は良かったとは思う。それでもねえ。これからも当たるんで、そこは何とかしていきます」と指揮官は対策を練っていくことを誓った。天敵とは呼びたくない。次こそ、攻略する。

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