阪神・木浪、初4安打 初回タイムリーで猛攻口火!六回には3ラン

 「ヤクルト5-20阪神」(28日、神宮球場)

 悩める阪神・木浪が鮮やかな復活を遂げた。初回2点を先制し、なお2死一、三塁。追加点がほしい場面で先発・イノーアのスライダーに食らいついた。打球はしぶとく一、二塁間を破る価値あるタイムリー。今季最多20得点への呼び水となった。

 「もう1点取ることができれば試合を有利に進められると思ったので、絶対に打つという気持ちで打席に入りました。いい結果になって良かったです」

 9打席ぶり安打から吹っ切れたように快音を奏でた。二回の第2打席は中前打。2四球を挟んで六回は右中間席へ2号3ラン。「しっかり捉えることができましたし、本塁打になってくれて良かったです」。今季初の猛打賞となる2号3ランでトドメを刺すと、九回の6打席目も右翼フェンス直撃の二塁打。4打数4安打4打点、6打席全出塁の大暴れだ。

 ここ最近はバットが湿りがちだった。試合前練習中に井上打撃コーチと共に助言を送った矢野監督は「調子が悪いとボールを長く見たいし、体重を前に移動したくない。『動から動』で、動いて打ちに行ったらいいんじゃないかと言った。良かったと思う」とニンマリだ。糸原の離脱後、二塁で3試合に先発し、遊撃でのスタメンは5試合ぶりだった。二遊間競争のゴングが再び鳴っても、定位置は譲らない。

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