阪神ガンケル ビシ&A・マル斬り1回0封!中継ぎで1カ月ぶり1軍登板
「中日1-0阪神」(25日、ナゴヤドーム)
完封負けの中で、助っ人の好投が明るい材料となった。八回のマウンドに上がったのは阪神のガンケル。1回を無安打無失点、打者3人をわずか6球で料理した。来日初の中継ぎ登板。勝利の方程式の一角だった岩崎が離脱した日に高い対応能力を証明した。
「久々のマウンドだったのでいいボールを低めに集めることと、特に今日は低めのスライダーだったり低めのボールが切れていた」
先頭の阿部を初球、低めのスライダーで遊ゴロ。続くビシエドも内角への直球で詰まらせて遊ゴロとした。最後はA・マルティネスを真っすぐで二ゴロに仕留めた。圧巻の投球で役目を果たした。
6月24日・ヤクルト戦(神宮)で来日初先発したが、4回3失点で敗戦投手。約1カ月ぶりの1軍登板で存在感を示し、矢野監督は「もちろん、申し分ないし。優(岩崎)もいない中で1人でも2人でも出てきてくれれば」と中継ぎとして期待を寄せた。苦しい状況のブルペン陣。万全の状態で再昇格したガンケルがチームの力になる。