「中日２－５阪神」（２４日、ナゴヤドーム）

　阪神が最下位の中日に逆転で勝利。７月の月間勝ち越しを決めた。今季、ナゴヤドームの連敗を３で止め、再び貯金１とした。

　矢野監督は６回２安打２失点で勝利投手となった先発青柳に対して「まあでも２点はちょっともったいないよね。あの後、頑張ったし、先発としての仕事は十分にというかやったんだけど」と苦言を呈した。

　矢野監督が指摘したのは制球を乱した二回の投球。２死無走者から新人の石川昂に安打を許し、続く木下、さらに投手の大野雄に連続四球を与えて満塁。１番・井領に中前２点適時打を許したシーンだった。

　「青柳にはもっと高いレベルを目指してもらうというところで言うと、あの２点で負ける可能性があるんで。しかも２死走者なしからもったいない四球は防げるし。ゼロでいけるところなんでね。勝ったからヨシということじゃなくて。そんな話は（青柳本人に）してるんやけど」と手厳しかった。

　青柳はその後、修正。三回以降六回まではすべて三者凡退の投球を披露した。