阪神・矢野監督 打順入れ替え奏功 5回で大野降板し逆転劇 一発の大山には「風格ある」

逆転勝ちし喜ぶエアタッチする矢野監督ら阪神ナイン=ナゴヤドーム(撮影・山口登)
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 「中日2-5阪神」(24日、ナゴヤドーム)

 阪神が最下位の中日に逆転で勝利。7月の月間勝ち越しを決めた。今季、ナゴヤドームの連敗を3で止め、再び貯金1とした。矢野監督は中谷、植田を今季初めてスタメンで起用。さらに陽川を「1番・左翼」で使った。中日の先発・大野雄を攻略すべく大幅に、スタメンを入れ替えた大胆采配も光った。

 その意図を問われて、「総合的にね。大野だけじゃなくてね。1年間いろいろある。ケガ人もちょっとずつ出たりしているんでね。その中でより良いね。1年間戦う上でと思って」と明かした。

 結果は大野雄からは1点を奪うにとどまったが、五回までに103球を投げさせて降板させることに成功。七回の逆転劇につながった。

 「(大野から)もっと点取りたかったけど、取れそうな感じもあったし。要所で粘られたというのもあるし。球数投げさせたというのはあの回で交代させる原因にもなった。そういうところは出たメンバーが良くやってくれたなと思います」と話した。

 主軸は3番に好調のサンズ。4番には大山、5番にスタメン復帰となったボーアを起用した。大山は四回にソロ本塁打を放つなど2安打した。

 「甘い球をしっかり仕留められるというのは本当にレベル高いんで。悠輔自身も自信もってあそこに立っていると思うし。見ていて風格もあるし、打ってるタイミングがファウルでも雰囲気あるんで。まだまだ打ってくれると思う」と評価。

 ボーアは無安打に終わったが「まあまあ、100じゃないけど。オレらも1年間長い中で、万全じゃないけどそのなかでどうやっていくかのスタートだったんで。1本出なかったけど、まあ(試合に)出れたと言うところでまた明日打ってくれたら」と現状を説明。

 その上で、「風格もあるし、打っているタイミング、ファウルも雰囲気あるんでね。まだまだ打ってくれるんじゃないかなと」と期待を込めていた。

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