阪神・糸原 10戦連続安打「西さん何とか助けたいと」お立ち台で愛あるイジリ

 5回、糸井の適時打で生還した糸原(右)は、大山とタッチを交わす
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 「阪神8-3中日」(18日、甲子園球場)

 “文春砲”を食らった先輩をキャプテンが最後まで支えた。連日泥まみれのユニホームでお立ち台に上がった阪神・糸原。隣には、ただならぬ思いでマウンドに立ち、チームを勝利に導いてくれた西勇が立った。バットだけでなく言葉でも援護。終始、聖地を盛り上げた。

 ヒーローインタビューの冒頭でエースが謝罪。すると主将は「今日はいつも以上に西さんが集中していたので。何とか助けたいという気持ちで打ちました」と笑みを浮かべながら先輩の“失態”をネタにし、愛のあるイジリでカバーする。

 1点を先制した直後の三回、2死二塁の好機で迎えた第2打席、真ん中付近に甘く入った直球を強振すると、打球は右中間フェンスを直撃した。貴重な追加点となる適時二塁打。自身の連続試合安打記録を10に伸ばし「自分の仕事を全うするだけ。チームに貢献できるように毎試合、毎試合、必死にやっている」と力を込める。

 島根の代替大会では母校・開星が、恩師の野々村監督復帰初戦でコールド発進。「(携帯で)見ていたので、勝ってよかった。甲子園が中止で、あの子たちも悔しい思いをしていると思う。僕はそのグラウンドでできることに感謝して。また、明日から頑張りたいなと改めて思いました」。後輩の思いも背負い、糸原が聖地で躍動し続ける。

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