２年連続で開幕スタメンに名を連ねることが濃厚な阪神の木浪聖也内野手（２６）が１８日、巨人の開幕投手・菅野を打ち崩すことに意欲を示した。昨季は右腕からプロ１号、２号を放つなど対戦打率・３００をマーク。今季も絶対的エースにキラーぶりを発揮する。

　「去年経験しているので、どういう入り方で入ったらいいのかとか。その辺は自分で考えてできている。楽しみというか、そういう気持ち」

　高まる緊張感に喜びを感じている。ようやく始まる今シーズン。プロ１年目の昨季は「１番・遊撃」でスタメン出場。今季もスタートからグラウンドに立つことが濃厚で、２年目のシーズンへ気持ちを引き締めた。

　開幕ダッシュを狙うチームの初戦、猛虎打線に立ちはだかるのは菅野だ。昨シーズンは５試合で１勝１敗、対戦打率・３２２と相性は悪くない。中でも木浪は右腕からチーム最多の２本塁打を放つなど好相性。「イメージはずっと前からできているので。あとは明日の試合で思い切ってやるだけ」と与えられた仕事を全うする考えを示した。

　投球フォームを変更した菅野を映像で確認し、打席でのイメージを描いた。「どう来るのかなと自分で考えてやってみたりした」と予習もバッチリ。

　長い準備期間を経て迎える２年目シーズン。「最後まで１軍で試合をやりきる。試合に出続けるということが大事になってくるので。コンディションを整えて、１年間戦い切れたらいい」。チームをＶロードに導くため、木浪がエースを撃破する。