阪神・大山658日ぶり左翼 マルテ好調で新オプション「しっかりやるだけ」

 「練習試合、阪神2-1ソフトバンク」(7日、甲子園球場)

 外国人野手を休ませた一戦で、矢野監督が新たなオプションを試みた。「4番・三塁」で先発した阪神・大山の守備位置が、五回から陽川と入れ替わる。2018年8月19日・ヤクルト戦(神宮)に「3番・左翼」で先発出場して以来、658日ぶりとなる左翼守備だ。

 大山が1軍で左翼を守ったのは18試合のみ。経験が少ないながらも「守っている以上はしっかりやるだけ」と、この日は2度の守備機会を無難にこなした。

 「悠輔(大山)もサードにこだわりはあると思う。でも、外野をやれるとなればチャンスも広がるし、チーム内の競争もより激しくなる」と新オプションに踏み切った理由を明かした矢野監督。「マルテの状態もいいんでね」と話したように、三塁を争うマルテの好調さがそうさせたのは間違いなさそうだ。

 試合後には大山と話し込む指揮官の姿があった。昨季はチームトップとなる14本塁打、76打点を挙げた男の生かし方を今後も模索していくことになりそうだ。

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