日本ハムや阪神でプレーした片岡篤史氏（５０）が１４日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで新型コロナウイルスに感染したことを公表した。

　元プロ野球選手の苦しそうな様子に、ネットは衝撃が走った。「動画を見たが、本当に辛そう」、「頑張ってほしい」などのエールの他に、あえて動画で報告した思いを推測して「啓もうの意味があるのではないか」などの書き込みが相次いだ。

　動画では片岡氏が入院中とみられるベッドの上で横になり、鼻から酸素を吸入する器具をつけた姿で登場。息苦しそうに言葉をつなぎ、「コロナウイルスに感染してしまい、４月の８日から入院しています」、「今、コロナで世の中が大変なことになっていますので、皆さまも今まで以上に十分、予防していただいて感染されないようにしてください」などと呼びかけた。

　海外ではあったものの、日本の著名人が動画で感染を公表する異例のケース。本人から入院を聞いていたという元プロ野球選手の高木豊氏はツイッターで「普段、元気な姿がこんな事に」と驚きをつづるとともに、「公表は自分でしたい、ＹｏｕＴｕｂｅでお世話になっているファンに対して自分の口で伝えたかったのだろう。それが今日になった」とした。

　片岡氏は１８年まで阪神でコーチを務めていたが、ユニホームを脱いだ後は解説者としてだけではなく、ＹｏｕＴｕｂｅ「片岡篤史チャンネル」を開設。１３万人を超えるフォロワーがチャンネル登録するなど人気で、ＰＬ学園の先輩である清原和博氏や桑田真澄氏も登場している。