阪神・藤浪ら3人1カ月練習できず コロナ退院から2週間自宅待機…調整大幅遅れる
阪神の谷本球団本部長(55)は12日、新型コロナウイルスに感染した阪神の藤浪晋太郎投手(26)、長坂拳弥捕手(25)、伊藤隼太外野手(30)を退院から2週間は自宅待機させる考えを示した。3人は入院した3月27日から約1カ月は静養することになり、大幅な調整遅れは避けられない状況となった。
谷本球団本部長は地域アドバイザーから、感染者には退院後も2週間の自宅静養を勧めるガイドラインが提示されていることを明かし、「(3人は入院を合わせて)ほぼ1カ月を棒に振る感じですね。本人たちもちょっと体力が落ちているでしょうから、すぐに動けないというのもあるでしょう」と話した。
伊藤隼は5日、藤浪は7日、長坂は8日に退院した。現在は3人とも自宅待機を命じられ、自宅周辺で体を動かすことも禁じられている。
今後は入院していた病院で再診を受ける予定だが、球団は慎重に対応していく方針。谷本球団本部長は「(再診の)結果を聞いてからですが、基本はそのガイドラインを守っていこうと球団も思っています」。退院後に2週間の静養となると、3人の復帰時期は早くても4月下旬以降となる。再診の結果次第では、さらにずれ込む可能性もある。
3月26日から活動を停止しているチームは、活動再開を検討中。ただ、活動を再開しても3人は自宅待機が続いている可能性がある。谷本球団本部長は「そういうケースはあり得ますね、十分にね」。3人の復帰時期は見通せない状況となった。
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