【密着25時】阪神・木浪がレベルアップ 去年より一回り大きくなった
「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)
担当記者が一人の選手の一日を徹底マークする新コーナー「密着25時」。第1回は木浪聖也内野手(25)だ。和田剛トラ番サブキャップが3日の練習に密着した。そこで見えてきたのは全体的にレベルアップした木浪の姿だった。
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練習を終えて引き揚げる木浪に朝から“密着マーク”していたことを明かすと、「だからですか~」と返ってきた。そりゃそうだろう、いきなり昼休憩後に昼食メニューを聞かれたのだから…。
この日のランチは沖縄そば。「麺系のメニューが3種類あるんですが、こっちに来てからはあれば必ず選んでます」。長期滞在の旅先では序盤に現地の食べ物を選んでしまう“あるある”だ。
密着は全体練習前の特守からスタートしたが、終わってみれば個別練習を含めて守備、打撃にほぼ均等の時間を割いていた。初日に「守備も打撃も。何に対してもしっかりやっていきたい」と話していた通り、ウエートトレも含めて、偏りなくメニューをこなしていることが分かる。
個人的に目についたのは最後に室内で行っていた近距離からのノック。「グラブのハンドリングが得意じゃないというか、(捕球時に)力が入ってしまうんで。(今オフの)鳴尾浜からやっています」と教えてくれた。ショートバウンドや速いゴロを110本受けて、この日、捕球ミスはわずか1本だった。
木浪を見ると、体が明らかに一回り大きくなっていることに気付く。「筋肉が増えましたね」。オフに重点的に行ったウエートトレの成果である。
4日からは実戦形式の練習が始まる。「アイツは全体的にレベルアップしているよ。結果は出るでしょ」と久慈内野守備コーチ。昨年はオープン戦で新人最多記録となる22安打を放ち、開幕スタメンを勝ち取った。さらに進化した姿を見るのが今から楽しみである。
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