阪神・能見がエンジン全開 3日で238球は投手陣最多 直球投げ込み

 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 5月に41歳になる能見篤史投手(40)が、キャンプ序盤からエンジン全開だ。3日連続でブルペン入りすると、淡々と投げ込みながら100球に到達。3日間で計238球は投手陣最多。リリーフ、年齢を考えても驚きの調整と言える。

 この日は右に打者を立たせて内外角に、左に打者を立たせて内外角にと、オール直球でラインを意識した投球。41歳を迎えるシーズンを前に、衰えは全く見えない。

 前日2日には、山本昌臨時コーチが「このクールは球数を投げたいということで、僕も大賛成。まずは真っすぐを投げるという意識が素晴らしい。長くやる人は違うな」と絶賛した。

 昨季も抜群の安定感を誇ったリリーフ陣から、ジョンソン、ドリスが抜けた。守護神・藤川につなぐ役割として、投手最年長となる能見の存在は今季も不可欠だ。まだキャンプ序盤だが、上々のスタートを切っている。

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