阪神・高橋 カーブ習得へまずは真っすぐ!福原コーチ「何球かいい曲がりあった」

 打撃投手を務め、変化球を投げる高橋
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 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 正直、褒められた内容ではなかった。今季は先発ローテーションの軸として期待がかかる阪神の高橋遥人投手(24)が打撃投手として登板。木浪、陽川を相手に計59球を投じた。

 結果は木浪に28球を投じて安打性の当たりは2本、陽川には31球で5本。遥人らしい切れのある直球も何球か見られたが、半数近い27球がボールと、特に変化球の制球面に課題を残す結果となった。

 「だいぶボール球が多かったので、修正していかないと。真っすぐがうまく投げられていない状況で変化球を投げても、やっぱりそんなにうまくいかなかったんで…」。本人もあまり納得がいっていない様子だ。

 昨季は1年間、先発ローテを守ったものの、3勝9敗と負け越した。「去年やって必要だと思ったのでオフに取り組んできました」。自慢の直球を生かすべく、カーブなどの緩い変化球の習得に取り込んでいるが、まだ道半ばというところか。

 それでも「カーブは何球かいい曲がりもあった」と福原投手コーチが話したように、精度を上げていけば大きな武器になるのは間違いない。「まずは真っすぐをしっかり投げられなきゃ。フォームのバランスをよくしていきたい」。4日のシート打撃にも登板を予定。“勝てる投手”になるために、一歩ずつ前へ進んでいく。

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