ドラ3及川 一番星宣言!ドラ1西純に強烈ライバル心「全てにおいて最初に」
阪神のドラフト3位・及川雅貴投手(18)=横浜=が4日、千葉県匝瑳市の匝瑳リトルシニアグラウンドで自主トレを公開した。同1位の西純矢投手(18)=創志学園=に負けじと、1軍昇格、初登板、初勝利など全ての面で一番乗りを宣言。目標とする新人王獲得へ、昨年の高校BIG4として競い合った右腕に譲る気はない。
誰にも負けるわけにはいかない。静かに闘志を燃やしている及川は、慣れ親しんだグラウンドで2020年のスタートを切った。間もなく始まる新人合同自主トレ。プロとして体の準備、そして心の準備は整っている。
これから歩んでいく勝負の世界で、ドラフトの順位は関係ない。結果を残したものだけがチャンスをつかみ、生き残ることができる。左腕が意識するのは高校BIG4として競い合ったドラフト1位の西純だ。
「自分にとって本当にいい存在。ライバル的な存在で一緒に切磋琢磨(せっさたくま)しながらやっていければいいと思う」と言うが、後じんを拝すつもりはない。「全てにおいて自分が最初になれるようにしたい」。右腕よりも先に1軍初登板、初勝利を果たすことが目標だ。
さらに母校・横浜高は松坂(西武)や筒香(レイズ)ら球界を代表する選手を多く輩出してきた。偉大なOBが名を連ねるだけに「その名に恥じないように。結果が出ても出なくても全力でやっていきたい」と気持ちを引き締めた。
この日は、古巣の匝瑳リトルシニアのグラウンドで自主トレを公開。同チーム初のプロ野球選手ということもあり、キャッチボールやダッシュなどで汗を流す姿を後輩らはまじまじと見つめていた。「自分が10期生でまだまだ若いチーム。自分の影響を受けてプロ野球選手を目指す子たちがもっと増えて、プロ野球選手になってくれたらいい」と目標にしてもらえるような活躍を誓う。
春季キャンプは2軍スタートが予定されているが「なるべく多く1軍の試合で投げられるように準備をしたい。投げた半分は勝てるように」と及川。強い覚悟を持ち、プロの厳しい世界へと飛び込む。
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