中田「すごくいい投手陣」競争勝ち抜き開幕ローテだ 虎入団後初!鳴尾浜で30球
ソフトバンクからトレードで加入した阪神の中田賢一投手(37)が24日、入団後初めて鳴尾浜を訪れ、立ち投げながらブルペンで30球を投じた。例年より約1週間早めの調整を行っている右腕は、2月29日、3月1日に予定されているソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)登板することに意欲。“古巣斬り”で首脳陣にアピールし、開幕ローテ入りを目指す。
古巣への“恩返し”が、アピールにつながる。ソフトバンクとのオープン戦は2月29日から2連戦。「元チームメートに投げるのは楽しみです。6年間お世話になったチームですし、感謝しかない。『今、こういうふうに頑張ってます』という姿を見せられたら」と古巣相手への好投で存在感を示していく。
この日はキャッチボール後、ブルペンに足を向けた。11月中旬から投球を再開しており「肩自体は、できていたので」と立ち投げで30球。今オフ初めてブルペン投球を行い、セットポジションからのピッチングも織り交ぜて感触を確かめた。
キャッチボール前には2年前から取り入れているという、米国の施設「ドライブライン・ベースボール」で使用されている6種類の加重ボールを使用。「ボールのスピードを上げるトレーニングの一環。来年38歳になりますけど、まだこだわっていきたいので」と球速を追い求める姿勢は今も変わらない。
このオフは例年より1週間早く始動。先発ローテ入りへ競争は激しいが「すごくいい投手陣。先発も抑えも全員で勝ちにいかないといけない。その一員になれるように」と中田。キャンプで競争を勝ち抜き、古巣を斬って居場所をつかむ。
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