糸原「優勝したい」虎党酔わせた主将の誓い…全力プレーでオレが引っ張る!

 阪神・糸原健斗内野手(27)と北條史也内野手(25)が24日、東京都墨田区の「東武ホテルレバント東京」で開催されたデイリースポーツ主催「2019阪神タイガース激励パーティー」に参加した。主将を務める糸原は、熱烈なファンの前でV奪回を宣言。キャプテンとしてチームが苦しい時こそ奮闘することを誓った。デイリースポーツ評論家の若生智男氏やお笑いコンビ・ますだおかだの増田英彦も登場し、会場を盛り上げた。

 演壇の前に集まった約350人の虎党が、キャプテンの言葉を待った。締めのあいさつで今季の応援に対する感謝を伝え、誓った悲願達成。「優勝できるように頑張ります」。糸原の堂々とした宣言に拍手と歓声が湧き起こった。

 主将就任1年目の今季。チームは終盤に粘り強さを発揮して3位に入り、昨季の最下位からはい上がった。その中で糸原の心に芽生えた重責を担う覚悟。「この1年、キャプテンとして過ごしてみるとやっぱり勝ちたい。優勝したいという思いが強くなっていった。自分の成績だけ良ければいいというのはなくなった」と、最優先はチームの勝利だと力強く言い切る。

 糸原が思い描いているのは、言葉よりも姿勢で示すキャプテンシー。実際、夏場を迎えてチームは負のスパイラルに入った。一時は5位に転落するなど黒星がかさんだ7月。それでも主将は今季の月間最高打率となる・364をマークし、何とか浮上のきっかけをつかもうと奮闘した。

 2年目もやることは変わらない。全てはチームのために-。「一番は自分がしっかりやることが大事。143試合あったら、必ず苦しい時がある。そういう時に引っ張っていけたらいいと思っているので。全力疾走だったり、できることをしっかりやっていきたい」と力を込める。

 現状、キャプテンであろうがレギュラーが確約されているわけではない。ポジションはし烈な内野手争いに勝って、つかむしかない。「(守備位置は)どこでもやる。結果を出せば試合に出ることができる」。3年連続となる全試合出場へ、与えられたチャンスを生かし、定位置奪取を目指す。

 「来年は文句を言われないように頑張りたい。目標とするのは、やっぱり(打率)3割だし、ケガしないこと。自分の成績もチームの成績も最高の1年にしたい」。主将2年目の来季は矢野阪神の大黒柱になる。そして05年以来、15年ぶりのリーグ優勝を果たし、ファンに歓喜の瞬間を届けてみせる。

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