猛虎が映画になった!虎党に語り継がれる伝説の8シーン 初の公式ドキュメンタリー

 2020年の球団創設85周年に合わせ、ドキュメンタリー映画「阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~」が来年2月14日から全国で公開されることが17日、分かった。阪神戦中継でおなじみのサンテレビの映像を基に、虎の歴史を彩った名シーンがレジェンドOBやタイガースを愛する著名人によって語られる。球団初の公式ドキュメンタリーとなり、虎党必見の知られざるエピソードも数多く盛り込まれた。

 どれだけ黒星を積み重ねても愛してくれるファンがいた。敗色濃厚の甲子園でも、誰もがゲームセットの瞬間まで声をからすことをいとわなかった。そんなチームを愛する想いが積み重なり、阪神タイガースの球団85周年を迎える2020年。その愛に応えるべく、球団初となる公式ドキュメンタリー映画の公開が決まった。

 タイトルは「阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~」。1969年から阪神戦を試合終了まで完全中継してきた地元兵庫に本社を置くサンテレビの素材を中心に、8つの「神話」と称して伝説的なシーンがセレクトされた。

 1973年8月30日、甲子園で行われた中日戦で、中2日ながらマウンドに立っていた江夏豊。蒸し暑さも残る聖地のマウンドで伝説の左腕は躍動し、相手打線を無安打に封じた。試合は9回で決着がつかず延長戦に突入。延長十一回まで無安打無得点に封じ、その裏、自らのサヨナラアーチで試合に終止符を打ってみせた。

 当時、「史上最高のゲーム」と称された一戦に始まり、ファンの間で伝説として今も語り継がれる85年の「バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発」など。語り部となるナビゲーターは「ミスター阪神タイガース」と称された掛布雅之氏が務め、岡田彰布氏、江夏豊氏、田淵幸一氏、桧山進次郎氏ら虎の歴史を彩った名選手たちが多数、登場する予定だ。

 また、ナレーションには熱狂的な虎党として知られ、落ち着いた語り口で観客をタイガースの世界へ引き込む石坂浩二に決定。さらに、佐藤隆太、松村邦洋、千秋らが虎の魅力を存分に語り尽くす。

 2リーグ分立後、優勝5回、日本一1回は12球団の歴史を見ても、決して“強者”とは言えない。だが単純な数字を抜きにして、ファンはタイガースを愛し、勝っても負けても支え続けてきた。

 そんな85年分の魅力が詰まったドキュメンタリー映画。野球の聖地で、見る者すべてを引き込んできた猛者たちの色あせない歴史が、来年2月14日にひもとかれる。

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