盗塁王受賞の近本「2年連続盗塁王目指して頑張る」
「NPB AWARDS 2019」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)
阪神の近本光司外野手(25)が26日、タイトルホルダーたちが集う表彰式に出席した。
グレーのスーツに身を包んで、壇上へと歩き出した。今季は36盗塁を記録し、セ・リーグ韋駄天(いだてん)の頂へ。新人としては2001年赤星以来となるNPB史上2人目。球団では2005年の赤星以来、14年ぶりの盗塁王を獲得した。
うれしそうな表情で他のタイトルホルダーたちと並ぶと、「1年目からこれだけ1軍に帯同させてもらったことが、いい糧になったと思います」とあいさつした。
激動のルーキーイヤーだった。開幕2番・中堅の座を射止めると、その後は大きく飛躍。「自分のよさは積極的にプレーすること。矢野監督の超積極的野球というものを、少しでも体現できるようにと思っているので」と積極的な盗塁で、36盗塁。勝利を呼び込んできた。
来季の目標にも、この場に再び立つことを掲げた。「赤星さんは1年目から39個盗塁をしていて、僕もしたかったのですがかなわなかった。(来年は)2年連続盗塁王を目指して頑張りたい」と前を向いた。