西がCS先陣!「引っ張っていく」 相性抜群DeNA戦は防御率1・88

 阪神の西勇輝投手(28)が1日、5日から始まる2位・DeNAとのCSファーストS(横浜)へ向けて甲子園で行われた投手指名練習に参加。第1戦での先発が濃厚の右腕は、改めてチームの結束力の重要性を説いた。また2戦目の先発が見込まれる青柳晃洋投手(25)は、初のCS登板へ意気込んだ。

 レギュラーシーズン最終戦を制し、大逆転でCS進出を決めた余韻を漂わせながらも、西の視線は短期決戦に向けられていた。5日から敵地で開催される2位・DeNAとのCSファーストS。過剰な意識は抱かない。「やるからには3位でも優勝できるチャンスはあると思う。チーム一丸となってやっていければいい」と静かに闘志を燃やした。

 FA移籍1年目となった今季は開幕からローテを守り、チームトップの10勝を挙げた。中でもDeNA戦は、4度登板して1勝1敗、防御率1・88と無類の強さを誇る。

 相性抜群の右腕は、負ければ後がなくなるCSファーストS初戦を託されることが濃厚だ。オリックス在籍時の14年以来となる短期決戦。「あの時とは立場が違う。おんぶに抱っこだったし。今は先発で、良い意味で先頭に立てていると思う。気持ち的にも引っ張っていくという気持ちが強い」と虎のエースとしての自覚を持ち、マウンドに上がる構えだ。

 土壇場からの6連勝でAクラス入りを果たしたチームの勢いも無駄にはしない。先発陣の粘りとリーグトップの防御率を残した救援陣の奮闘が、原動力となった快進撃。「6連勝した時、『1点取れば勝てる』という中継ぎの安定感は、1年間を通して素晴らしいと思いましたし、先発陣からしたらすごい頼もしかった」。支えてくれた中継ぎの存在に感謝した。

 この日は強い日差しが照りつける中、キャッチボールやダッシュなどで調整。リーグ優勝はならなかったが、日本一への道はまだある。「日程的にもちょうど休めていける。いい調整をして最高の状態でいけるようにしたい」。さあ下克上へ。先陣を切る西が万全の準備を整える。

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