矢野虎3併殺…1点が遠い クリーンアップ6Kで20イニング連続無得点
「中日0-0阪神」(13日、ナゴヤドーム)
負けなかったが、課題は残った。スコアボードに並んだ12個のゼロ。阪神・矢野監督は「本当にみんなの頑張り」と投手陣をたたえつつ、20イニング連続無得点となった打線の決定力不足を悔いた。
「誰かが打っていれば、というのはこういう試合はあると思う。俺の反省もあるし。チームとしての責任というかね」
クリーンアップ3人で6三振。特に4、5番に座った両外国人のブレーキが響いた。
マルテは五回2死一、二塁で遊飛。七回1死一、二塁も初球のツーシームを打って、ボテボテの投ゴロで併殺に倒れた。ソラーテも三回2死一、二塁で見逃し三振。天を仰ぎ、白井球審に不服そうな表情を見せた。
矢野監督は「決めてほしいし、そのために来てもらってる。ソラーテにしてもマルテにしても。そういう選手だし」と両外国人に奮起を促す。一方で打線として一丸となる必要性も説いた。
「選手のマイナスを言い出したら、なんぼでもそんなん(出てくるから)ね。打ちに行って、打てなかったということなので、明日以降に(悔しさを)ぶつけてくれれば」。中日戦は2年連続で勝ち越しがなくなり、3位・広島とは5ゲーム差に広がった。ポストシーズン進出に向けて、もう同じ失敗は繰り返せない。