1日の予告先発・藤浪に沸いた甲子園 矢野監督「投げっぷりよく投げてくれたら」

気合の入った表情で練習する阪神・藤浪晋太郎=甲子園(撮影・吉澤敬太)
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 「阪神2-3中日」(31日、甲子園球場)

 中日16回戦が行われた甲子園球場が、試合の合間に沸く一コマがあった。

 1点のビハインドを追って迎えた八回。中日の攻撃が終わり、阪神の攻撃を待つ合間だった。8月1日に先発する藤浪晋太郎投手の予告先発を告げる映像が、バックスクリーンのビジョンに映し出されると満員のスタンドから大きな歓声が上がったのだ。

 2軍では8試合に先発し、1勝3敗。防御率は1・88の成績。1軍での初先発が8月になるのはプロ入り7年目で最も遅い登板。ファンにとっても待ちわびた登場ということだろう。

 この日の中日戦、阪神は九回2死から粘りを見せた。マルテが4番手の岡田から右線へ安打。糸原が中前へポテンヒットで一、三塁。二盗で二、三塁として打席には梅野。サヨナラ勝ちした前夜の再現を待つファンは大歓声を送ったが、空振り三振でゲームセット。中日とはこのカード1勝1敗となった。

 試合後の矢野監督は今季初先発を迎える藤浪に温かい言葉を投げかけた。「晋太郎も本当にいろいろな思いで明日マウンドに上がると思うんで。僕はいつも同じ事を言うんですけど、晋太郎自身がいい顔で投げっぷりよく投げてくれたらいいかなと思います」

 藤浪がシーズン初登板を甲子園で迎えるのはプロ入り7年目で初めて。この夜、名前で球場を沸かせた右腕が、投球で甲子園を沸かす姿を見られるか-。

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