新助っ人ソラーテ2発!バットは「セクシータイム」も守備は…
「阪神7-6中日」(30日、甲子園球場)
阪神の新助っ人ヤンハービス・ソラーテ内野手が劇的な逆転サヨナラ2ランで甲子園デビュー戦を飾った。1点ビハインドの五回無死一塁から球団通算8000号となる2号2ラン、そして九回に左翼ポール直撃のサヨナラ3号2ランと聖地の虎党を歓喜させたが、守備面での不安も明らかになった。
「どこでも守れる」と本人が言うように三塁を主に二塁、遊撃、一塁に外野も守る器用さを持つソラーテは、この試合は「二番・遊撃」で先発。しかし初の甲子園で守備でのミスを連発した。
初回、これはアウトにするには難しい打球だったが、大島のバットの先でのゴロを捕球できずに内野安打にする。二回は先頭の京田のゴロを前に出て捕球しようとしたが、グラブに触れることなくボールは中前に抜けていった(記録は安打)。
そして五回は先頭のビシエドの何でもないゴロを後逸して、失策が記録される。さらに六回1死二塁でアルモンテのゴロを捕球し、走者を気にしながら送球したが、これがワンバウンドの悪送球となり、この試合2つ目のエラーとなった。
試合後、矢野監督は「こちらも見えない部分がありながら使ってるリスクというか。それはもう僕の責任なんで。そこは今後も見ていきながらしていかないとダメだと思いますけど」とソラーテの守備について言及。それでも「今日は全てを取り返すようなことをしてくれているんでね。これから考えます」とバットでの貢献を強調した。
球団8000号を含み、打撃では4安打。豪快なバッティングで、虎党のハートをつかみつつある“セクシータイム”だが、その守備には不安を残した。
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