ソラーテ 突破口切り開く!五回パーフェク投阻止の二塁打
「巨人2-3阪神」(27日、東京ドーム)
反撃への突破口を切り開くために、必死に食らいつき、走った。二塁ベース上で“セクシー・ダンス”を披露し、大歓声に応えた阪神のソラーテ。先発左腕のパーフェクト投球を阻止した意地の二塁打は、流れを引き戻す価値ある一撃となった。
前日「2番・遊撃」で出場した新助っ人はこの日「5番・左翼」でスタメン出場。沈黙していた打線を呼び起こす打撃を見せたのは、2点を追う五回1死だ。今村の初球スローカーブにタイミングを崩されながらも何度もステップを踏み直した。「いいコンタクトした結果がよかった」。我慢したバットから放たれた鋭い打球は左翼線に弾んだ。その後、北條の中前打で二塁から一気に生還。反撃の合図を告げる1点を奪った。
前夜は来日第1号となる決勝2ランを放った。「(昇格前に公園で)娘と野球をしていて(娘が)ホームランを打ったから『パパもホームランを打ってくるよ』と言っていたんだ」と約束を果たすアーチで衝撃デビュー。この日も一振りで劣勢の空気を一変させた。
自らに任された役割を全うし、起用に応えたソラーテ。「続いてマルテがホームランを打って。梅野もいい場面で打ってくれた。今日の試合が自分たちにとって一番いい試合だった」。自身の結果よりも、喜ぶのは勝利への過程だ。ニックネームは“セクシータイム”。チーム浮上へセクシーに打ちまくる。
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